新ステーブルコインと巨大事件の違い、理解できていますか?

こんにちは、西山です。

JPYCという新しいステーブルコインが発行されます。

ただ、「ステーブル」と聞くと──
数年前の大崩壊事件を思い出す方も多いはずです。

一瞬のズレから資産が一夜で消えた、あの悪夢。
だからこそ「やっぱり危ない」と感じる気持ちもわかります。

でも、ここを“ひとまとめ”にするのは危険です。
米ドル建てか円建てか、裏付けが国債か単なる数字か。

──中身はまったく別物だからです。

JPYCの裏側をのぞくと、

実は「日本国債を買いまくる装置」として動いており、
その資金フローが金融市場全体に波紋を広げ始めています。

JPYCって、結局なに?

JPYCは「1JPYC=1円」をめざす“デジタルの円”。

裏には現金や日本国債が置かれており、
それが価値を安定させています。

仕組みはシンプルです。

  • ・円を入金する
  • ・その円を預金や国債に変えて保管
  • ・同額のJPYCを発行
  • ・送金や決済に使い、必要なら円に戻せる

米ドル建てのUSDTと比べるとわかりやすいでしょう。

USDT=「デジタルのドル」。裏付けは米国債など。
JPYC=「デジタルの円」。裏付けは日本国債や預金。

イメージで言えば──

USDTは“世界を巡る太い水道管”。
JPYCは“円に特化した専用レーン”。

使いどころで選ぶコインです。

ただのコインじゃない、国債市場を揺らす新プレイヤー

便利なだけじゃないのが
JPYCの怖さでもあり面白さです。

流通量の最大8割を国債で持つ仕組みになっているため、
規模が広がれば「国債消化マシン」に変貌します。

もし、日本のお金のわずか1〜2%が
ステーブルに置き換わると──

約18兆円の発行、15兆円の国債需要に直結。

つまりJPYCは、
ただのデジタル円ではなく
「国債を買いまくる仕組み」そのもの。

金融市場にとっては安定剤にもなるし、
一方で償還が集中すれば金利を揺さぶる火種にもなり得ます。

──要は、新しい“変数”が登場したということです。

あの事件を覚えていますか?

2022年に崩壊したTerra/UST。

「1UST=1ドル」をうたいながらも、
アルゴリズム頼みの仕組みが揺らいだ瞬間、価格は奈落へ。

投資家は一夜で資産を失いました。

なぜか?
自社トークンを増減させて“1”を維持する方式だったからです。

下がり始めると心理不安が連鎖し、
歯止めが効かない。

一方で、USDTやJPYCは「準備資産型」。

裏に現金や国債が積まれているので、
換金ルートが明確に存在します。

つまり──
同じ“ステーブル”でも仕組みが違えば結果も違う。

「全部安全」でもなければ「全部危険」でもないのです。

“似て非なるコイン”に騙される人たち

実務的には、こんな相談が絶えません。

「ステーブルを買ったのに出金できない」
「よく見たら“そっくりコイン”だった」

JPYCを装った偽物が出回る可能性も否定できません。

最低限、以下は確認してください。

  • ・公式の会社、サイトか?
  • ・円に戻すルートが明示されているか?
  • ・「やたら高い利回り」をうたっていないか?

もし少しでも迷ったら、
僕にスクショを1枚送ってください。

内容を一緒に確認し、
偽物だった場合の救出方法まで含めて考えます。

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