銀行に資金を預ける前に…

2020年3月を始めとして、
金融業界に打撃を与え続けている
”新型コロナウイルス”による経済悪化。

ご存じの通り長期戦になっていますが、
いよいよ銀行の経営状態も危機を迎えそうです。

注目すべきは”緊急融資”

コロナによって経営難となってしまった様々な事業者は、
運営資金が足りずに融資を求めます。

こんな時期ですが、銀行、信用金庫、信用組合は
公的機関よりも先に猛スピードで緊急融資を行ったとのことです。

確かに、困っているところに融資をするのは銀行の役目でもあり、
彼らが事業者と長く積み上げてきた信用問題にも関係します。

そして反対に、今回の融資によって
今後経営状態が立ち直る可能性を見出すことも
銀行としての重大な役割です。

しかし正直に言ってしまうと、今年中に緊急融資によって
事業者の経営状態が立ち直る可能性は低いといえます。

なぜならば、たとえ事業者の業績が今より良くなったとしても、
去年ほど回復する可能性は明らかに低いからです。

GDPは年率換算でなんと42.0%も落ち込む

日本の実質国内総生産(GDP)は
年率で換算でなんと42.0%も落ち込んでいるようです。

たった3か月でこれだけの下落を記録してしまい、
しかもいまだにコロナの消息は見えません。

なんといっても、今までにない世界的な大パニックで、
国家も経済の回復をハッキリとは予測できないのです。

さらには、銀行から緊急融資をうけた事業者であっても
秋~冬頃には倒れ始めるとの予測もされています。

そんな状況下で緊急融資が続いてしまうと、
銀行は融資の何割かは貸し倒れとなってしまうでしょう。

いよいよ銀行も危機を迎えるわけです。

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