投資性の高い保険とは？（番外編）

公開日：2020年9月3日

From.IMAI

「保険の草野」こと
（株）GPPの草野氏より
投資性の高い保険について
お話を伺ってきましたが、
もう一つおまけで
お話を聞くことができましたので
皆さんに共有いたします。

前回記事

今回はあまり知られていない
変額保険についてお話しいただきます。

そもそも「変額保険」って
耳にしたことはありますか？

変額保険

以前、お話しした外貨建ての保険は
加入者も多く有名ですが、
投資性の高い保険としてもう一つ
変額保険という保険があります。

加入している人は少ないのでは
ないでしょうか。

変額保険の運用自体が投資の仕組みを
利用しています。

先ずいただいた保険料の一部を、
「一般勘定」「特別勘定」
という分類に分けます。

それぞれ運用の仕組みが
違いますので詳しく説明しますね。

一般勘定は、
主に国債で運用し、
約束された予定利率は
保証されています。

予定利率とは、
保険会社が契約者に
約束する運用利回りのことで、
運用に何かあっても
保険会社が最低限は
守ってくれます。

特別勘定は、
株式や債券に投資して
運用しており、
国内外の株式、外国債券、不動産などを
いくつも組み合わせています。

投資信託をイメージしていただくと
分かりやすいかと思います。

この特別勘定が、
変額保険の投資のリスクを
高めている要因なんです。

変額保険のメリット

一番のメリットは、
インフレ対策です。

※インフレとは、
モノの値段が上がり続けること。

長期間運用しますので、
その間に少なからずとも物価の上昇や下降は
あります。

先に述べたように
特別勘定では株式や債券で運用している為
その運用益に応じて
保険金額や解約返戻金が変動します。

インフレ時に、
連動して上昇する可能性がより高い
株式や債券などで運用益を増やそうと
する変額保険はインフレのための
保険と言えます。

変額保険のデメリット

デメリットとしては、
運用リスクがあります。

解約返戻金や満期保険金は
最低保証がないため、
タイミングや運用実績が悪ければ
払い込んだ保険料を下回ります。

死亡保険金には最低保証が
あります。

変額保険は、
いただいた保険料を
保険金としていただくまで
投資で運用し続けますので
その間は投資のリスクが
常にあるということを忘れないでください。

変額保険のメリット、デメリットについて
お伝えしましたが、
個人的にはあまりお勧めしません。

将来インフレについて考えている人には
少しはメリットがあるかもしれませんが
保証も貯蓄性も中途半端です。

保障は一般の保険で、
貯蓄は投資と分けて
考えた方が良いでしょう。（草野）

今回も、私たちの知らない
保険についてお話を聞くことができました。

皆さんも保険のことで聞きたいことが
あれば（株）GPPの草野さんに
ご相談してみてはいかがでしょうか。

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それでは、本日は以上となります。