投資において「稼ぐ人」と「損する人」の違いとは？

公開日：2020年12月12日

投資のKAWARA版.ｃｏｍ IMAI

皆様もご存知の通り
投資に”リスク”は付き物です。

この”リスク”が大きなネックとなり、
なかなか投資の第一歩が踏み出せなかったり。

大きな資金を動かすことに
躊躇することもあるかと思います。

しかし、普遍の真理として、投資家の誰もが同じ”リスク”を
負いながら、資産形成に取り組んでいるのが事実です。

そこで、本日は最新の行動経済学の統計データから
「稼ぐ人」と「損する人」の違いを紐解いていきます。

「損する人」の共通点

まず、「損する人」の共通点として…

・株価が値上がりした場合

頻繁に値段を確認し、利益が出ているうちに
利確させようとして、早めに売却する傾向があります。

・株価が値下がりした場合

まず、現在の値段を見なくなります。

また、買った値段よりも下回る値段で
売ることに強い抵抗感を感じ、損切できず、
パフォーマンスの冴えない株式を延々と保有します。

この思考が「損する人」の傾向としてあります。

では、「稼ぐ人」はこの傾向を
どのように克服したのでしょうか？

その答えは…「プロスペクト理論」

プロスペクト理論とは

「不確実な状況下における
　意思決定モデルの一つ」

だと言われています。

選択の結果、得られる利益もしくは被る損害や、
それらの確率を理解した状況下において、
人がどのような選択をするかの傾向です。

簡潔に要点をまとめると…

人は手に入れること（利益）より、
失う（損失）ことを過大に評価しがちで、

ベストな答えを求めるよりも、
損失を回避するための行動をとりやすい。

ということです。

さらに分かりやすい解説として、
よく取り上げられる具体例が1つあります。

皆様であれば、どちらの選択をするのか
イメージをしながら読んでみてください。

① 80%で10万円獲得 or 20%で1万円のみ獲得
② 今すぐ8万円を獲得できる

この場合だといかがでしょうか？

おそらく、大多数の方が
②を選ばれるかと思います。

では、下記のパターンだといかがでしょうか？

① 50%でマイナス20万円or50%で0円
② 今すぐマイナス10万円

この場合では①を選ばれるのではないでしょうか？

このようにお金を得られるとなった時に
人は「リスク回避」の行動を取ります。

しかし、お金を失うとなった時には
「リスク追求」の行動を取る傾向が強いです。

プロスペクト理論ではこのような統計データが
今までの投資家の行動から立証されています。

「稼ぐ人」はこのような人の心理状況を理解し、

「お金を得る時にリスクを取り、
　お金を失うリスクを回避」

しながら、資産形成をしている人が多い傾向にあります。

とはいえ、利益を追求する為に
リスクを取ることは容易ではありません。

また、お金を失うリスクを回避することも
かなり難易度が高いです。

こういった投資に必要なスキルというのは
「学ぶ」ことや「場数を増やす」ことで、
一定のレベルまでは引き上げることは可能です。

しかし、知識以外の情報収集に関しては
個人ではかなり範囲が限定されてしまいます。

この情報収集能力を高めることができれば、
「稼ぐ人」と同じ行動を取ることが
以前よりは出来るようになるかと思います。

曖昧なまま投資を始めるのではなく、
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上手くご活用頂くことで、
「稼ぐ人」になる力になれるかもしれません。

本日は以上になります。

投資のKAWARA版.ｃｏｍ IMAI