「高市トレード」って何?──マーケットがざわつく本当の理由

From.西山

こんにちは、西山です。

高市早苗さんが
自民党の新総裁に決まりましたね。

ニュースを見ながら、
こんなふうに思った人も多いはずです。

「で、これって経済的にどうなるの?」

「株が上がってるらしいけど、なんで?」

「自分の資産には関係あるの?」

今日はそのあたりを、
“政治の話”ではなく“お金の話”として、
わかりやすく、読みやすく解説していきます。

高市氏が総裁になって、市場では何が起こっているのか?

まず、いま市場で起きているのは──
円安・株高・債券安(長期金利上昇)。

この3つが同時に動く現象を、
投資家たちは「高市トレード」と呼んでいます。

ここで誤解のないようにしておくと、

「高市トレード」とは、高市氏の政策スタンスを手がかりに、
為替・株式・債券が連動して動く市場の反応を指す言葉です。

その典型的な形が
「円安・株高・債券安(長期金利上昇)」という3点セット。

背景はシンプルです。

高市氏は「アベノミクス」を継ぐと明言していて、
国がお金を使い、日銀も緩和を続けるタイプの
政策を志向しています。

つまり、市場はこう読んだワケです👇

  • 金を使う → 景気が良くなる → 株が上がる
  • 金利を上げない → 円が売られる → 円安になる
  • 国債を増発 → 債券が売られる → 金利が上がる

その結果、

  • 日経平均は史上最高値を更新
  • 円は2か月ぶりに150円台へ下落
  • 長期金利はじわじわ上昇中

──という、“景気期待+円安バブル”的な
ムードになっているわけです。

この先、どんな見方がされているのか?

市場がいま見ているのは、
「誰が何を言うか」ではなく、
「お金の蛇口をどこまで開くか」──

ただそれだけです。

焦点はふたつ。

ひとつは、財政をどこまで拡張するのか。
もうひとつは、日銀がその勢いをどこまで支えるのか。

もし両方が“緩め”に動けば──

円安・株高の流れがしばらく続く可能性が高い。
いわば「アベノミクス再演」です。

一方で…

財政出動にブレーキをかけたり、
日銀が“見て見ぬふり”をやめた瞬間。

流れは一気に反転します。

つまり、マーケットは今、
「どこまでやる気なのか」を試している段階。

「景気を動かす覚悟はあるのか?」

「それとも“口だけ”で終わるのか?」

この“期待と警戒の綱引き”が、
いまのざわつきの正体なんです。

結局、僕らにとってプラスなのか?

答えは──
「短期的にはプラス、長期的には未知数」。

株が上がれば、投資している人には追い風。
円安になれば、輸出企業には有利。

でも同時に、

  • 物価が上がる(輸入コスト上昇)
  • 国債の利回り上昇=住宅ローン金利も上がる可能性

という“裏の影響”も出てきます。

つまり、これは「景気のブースター」だけど、
「副作用」もある薬。

西山風に言えば──

「お金を使って景気を動かす」ってのは、
“国のクレジットカードを切って
飲み会を開くようなもの”です。

その場は盛り上がるけど、
翌月の請求書はちゃんと来る。

大事なのは、短期の相場だけを見て浮かれず、
“財政の方向性”がどこへ向かうのかを冷静に見ておくこと。

西山のひとこと

マーケットがざわつく理由は、

“期待と不安が同居しているから”。

景気への期待が相場を押し上げ、
財政への不安が足元を引っ張る。

この両方が動いている。

だからこそ、ニュースを見て終わりにせず、

「お金はどっちへ流れようとしているのか?」
を考えることが大事なんです。

政治ではなく、お金の流れを読む。

それが、投資家として
“先に動く”ということだと思います。

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