From.IMAI
当時、世界有数の投資銀行の
リーマンブラザーズ
などが経営破綻しました。
そのダメージが全世界に波及した
経済事件が、、、
グローバル・ファイナンシャルクライシス
これが世界金融危機になります。
日本ではリーマンブラザーズの
経営破綻が象徴てきだった為、
リーマンショックと呼ばれています。
世界経済の中心であるアメリカでは株価が、
・1か月で30％下落
・2か月で40％下落
しました。
失業率は10％まで上昇したり
危機的なダメージを負いました。
このダメージは全世界へと伝わりました。
2009年の経済成長率は、、、
・アメリカでー2.5％
・日本でー5.4％
日本はアメリカを上回る被害を受けました。
日本は2008年の終わりから2009年にかけて
会社の倒産や経営危機が発生し内定取り消しや
派遣切りと言った社会問題も相次ぎました。
なぜこのような事が起きたのか？
まず2007年にアメリカで起きたのが
サブプライムローン問題です。
サブプライムローンとは、、、
所得の低さや負債の多さなどにより
融資を受けにくい
個人を対象としたローンになります。
当時のアメリカでは住宅の価格が
年々上昇していました。
返済力が低い人にお金を貸し
仮に返済が出来なくても担保にしている
住宅を回収すればプラスになって
お金は返ってきていました。
しかし2007年になるとこれまでずっと
上昇を続けてきた住宅価格が頭打ちとなり
段々価格が落ち始めました。
すると、ローン債務者は、建物を担保とした
借り換えができなくなり、返済不能者が続出しました。
なぜここまでサブプライムローンが
世界経済に影響を与えたのか？
それはローンを返済してもらう
権利の売買です。
当時、貸したお金を返して貰う事権利を
第三者に売買する行為がアメリカでは
よく行われていました。
低所得者にローンを組ませ住宅ローン会社は
これを投資銀行に売りさばいていきました。
投資銀行とは大企業などに対しお金に関する
アドバイスを行う超エリート集団。
その業務の中でお金の投資先を
助言する場合があります。
中には自ら投資商品を開発する
投資銀行も存在します。
投資銀行は安全な投資先をまとめた商品の中に
先程のサブプライムローンを返してもらう
権利を混ぜこんで売り出しました。
これによりアメリカだけではなく
世界中にこのショックの
種はまき散らされていきました。
住宅の価値が下がってしまった為
大量に世の中に出回っていた
サブプライムローンの債権の価値は激減。
保有していた会社の経営を
圧迫するようになります。
こうして混乱がピーク達したのが2008年9月15日。
アメリカで4位の規模の投資銀行だった
リーマンブラザーズが
経営破綻に追い込まれました。
リーマンブラザーズは積極的に
サブプライムローンの商品化を手がけており
多大な規模の損失を抱えました。
その額何と、、、
・64兆円
これによりリーマンブラザーズと
取引のあった会社は打撃を受け倒産。
またその倒産した会社と取引のあった会社が
倒産するという負の連鎖が続きました。
アメリカ国内だけでとどまらず
サブプライムローンを保有していた
取引先が沢山倒産してしまったという
海外の金融機関も巨額の損失を抱えました。
それまで積極的に投資をしていた
アジアやアフリカや東ヨーロッパなどの
新興国から一気にお金を引き上げていきました。
これにより、、、
世界的にお金がない
↓
物が売れない
↓
儲からない
という不況の連鎖に入ってしまいました。
これが世界金融危機と
呼ばれるようになりました。
またいつ同じような事が
起きるか分かりません。
ただ素早く正しい情報をキャッチする事で
回避する事ができるかもしれません。
投資において成功の鍵となるのは
いち早く情報をキャッチする事です。
ですが現在は情報がなんでも
簡単に手に入る世の中です。
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