
From:KAWARA版統括 Kinoshita
先日、 弊社ヤマウチの記事で
XRPのエスクロー解除に伴うリスクについて
注意喚起がなされました。
そこで本日は、8月のエスクロー解除で
明らかになった〝新たな危険の芽〟
について解説します。
ただでさえ、
ネガティブ要素であるエスクロー解除。
今回の解除で新たなリスクが
浮き彫りとなりました。
それは…
8月のエスクロー解除と異例の動き
XRPの価格に影響を与える
エスクロー解除。
これはリップル社が大量のXRPを金庫に入れ、
毎月決まった日に開ける仕組みです。
過去の慣例では、
この解除は毎月1日に行われるのが通例でした。
ところが今回、8月9日に合計10億XRPが
解除されたことが確認されました。
*リップル社は1日に解除した、
可視化されたのが9日との説明。
しかも、5億枚、1億枚、4億枚の
3回に分けて行われ、
金額にして約4,800億円規模です。
さらに解除された一部は、
行先が明らかでない
ウォレットに送られたとされ、
市場参加者の間に
「なにが起きているのか?」
という不安が広がりました。
リップル社の説明と市場の受け止め
リップル社のCTOは
「毎月1日の解除は変わらず、
台帳上で見えるのは後続の取引による」
と説明しています。
しかし、多くの投資家からすれば、
月初以外の〝可視化〟が起きた事実は
投資家心理を冷やしました。
市場はこの動きに敏感に反応しています。
先物取引量が24時間で208%急増
解除と前後して、
XRPの先物取引量(売買の総額)は
24時間で208%増、
金額にして約1.7兆円に
膨れ上がりました。
これは普段は静かな市場に
突然人が殺到し、一斉に売ったり買ったりを
繰り返すような状態。
一時的な熱気に包まれた結果、
値動きが荒くなります。
背景にあった〝期待〟と〝投機〟
先物取引量の急増と聞いて、
「XRPへの期待感の現れでは?」
と思う方もいるかもしれませんが、
そう単純な話ではありません。
実際、取引量急増の背景には、
- SECとの法定争いが終結し、規制リスクが和らいだという安心感
- XRPのETFが承認されるかもという期待感
があります。
しかし、この急増の中身は投機色が強く、
危険信号が灯っています。
理由は以下の通り。
- レバレッジ取引の増加多くが短期勝負の借金取引で価格が
少し逆方向に動いただけで
大量の損切り(強制決済)が発生します。 - イベント頼みのポジションETF承認や好材料が出る前提で建てられた取引は、噂が外れた瞬間に一斉に解消され、
売り連鎖を招きやすい。 - 短期資金の逃げ足の速さ期待感で集まった資金は腰が軽く、
少しでも不安材料が出れば急速に放出。
過去にもエスクロー解除後に1〜3%の下落が繰り返し見られました。
毎月の売り圧と短期投機のダブルリスク
エスクロー残高は
まだ約356億XRP(約17兆円)。
この潜在的な売り圧は、
2027年頃まで毎月続きます。
最近のテクニカルでは、
5〜7%の下落余地が指摘されています。
そこに今回のような短期投機マネーの流入が重なれば、
市場はより不安定になり、
急騰と急落の振れ幅が大きくなる危険があります。
例えるなら、もともと波の高い海に、
さらに突風が吹き込むようなもの。
穏やかな時間もありますが、
一度荒れれば一気に視界が真っ白になるのです。
XRP保有者にできる備え
XRP保有者ができる備えは、
- エスクロー解除スケジュールの把握
- 市場ニュースの監視(特にETFや規制)
- 売買ラインの事前設定(利確、損切りをルール化)
などです。
KAWARA版でももちろん今後、
注目して配信していきたいと思います。
もし現時点で
〝この先どう動くべきか迷っている〟
という方は、
下記フォームの
「その他問い合わせ」からご相談ください。
短期的な急騰急落にどう備えるべきか、
今回のような予期せぬ解除が今後も起こり得るのか、
といった単純なご質問にも暗号資産担当者が
丁寧に説明いたしますので、
気軽にご相談くださいね。
それでは本日は以上です。
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