「貯金」とはマイナス金利を意味します。

公開日：2022年1月30日

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From.IMAI

アメリカ労働省は
2021年12月の消費者物価指数（以下、物価）が
一年前の同時期に比べて7.0%上昇したと発表しました。

消費者物価指数とは単純に物の値段のことを指し、
100円で買えていた水が107円になったようなものです。

日本では2021年12月の物価上昇率は
前年同時期に比べ0.8%の成長を見せていますが、

このペースで物価が上昇し続けると
20年後にはあなたの資産価値はどれくらい
目減りしてしまうのでしょうか？

2,000万円の貯蓄があるとして・・・

仮に45歳で2,000万円の貯蓄があるとします。

この貯蓄は定年に備えて現金で貯金したままにすると
20年後には14.74%減の1,705万円に目減りします。

しかもこれは0.8%の物価上昇率で算出されるため
さらなる物価上昇が起きた場合は資産価値が
もっと少ない状態になるのです。

仮に1%, 2%, 3%で物価が上昇し続けた
20年後のあなたの資産価値を比較すると・・・

▼ 年間物価上昇率と20年後の資産価値

• ・物価上昇率 1% → 18.05% 減
• ・物価上昇率 2% → 32.71% 減
• ・物価上昇率 3% → 44.64% 減

となります。

つまり、老後2,000万円問題を解決するためには
貯蓄ではなく2,000万円分の資産運用（価値の保存）を
行う必要があるのです。

頼れない定期預金

2022年1月現在、定期預金の金利が高い
金融機関とその利率を比較すると・・・

1位の0.25%という数字を使うと
20年後には105.12%に増えている計算になります。

しかし、物価上昇率が0.8%（2021年）のままだとしても
20年で14.74%減るため、

105.12 × （1.00 – 0.1474）
= 105.12 × 0.8526
= 89.62 %（10.38% 減）

つまり、2,000万円を定期預金で20年間運用したにも関わらず
金額は2,102万円に増えているが、
資産価値は1,790万円相当に目減りしていることになります。

よって貯金があるから自分は大丈夫、
という考えは非常に危険で放っておくだけの貯金は
どんどん資産を減らすいわばマイナス金利なのです。

貯金だけではご自身の資産と
将来の生活を守れないと感じた方も少なくないでしょう。

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