注目のジャクソンホール会議とは？

公開日：2022年9月13日

【注目情報！】

From.IMAI

世界中の金融関係者が注目する
ジャクソンホール会議。

なぜここまで注目されるのか？

それはこの会議では、アメリカの金融政策を
左右する重要な発言が発表されるからです。

世界トップのアメリカの経済。

このアメリカが今後どのような動きをしていくのか
これは世界中の金融関係者は目が離せません。

またこの会議で発言された内容によっては
様々な市場に影響を及ぼします。

そもそもジャクソンホール会議とは？

世界の中央銀行関係者や経済学者らが参加し
世界経済や金融政策を議論する会議です。

初めて開催されたのが
今から40年前の1982年。

そこから毎年夏にジャクソンホールという
アメリカのワイオミング州にある街で行われています。

そして、この会議での発言は
今後の金融政策に関するヒントが多くあり
金融業界にとっては重要なものになります。

2015年には会議内で、

「インフレ率が高まると信じる」
「利上げの時期は近い」

などの発言がありました。

そこから４ヶ月後の12月にFRB（アメリカ中央銀行）は
リーマンショック後初めての利上げに踏み込みました。

2020年と2021年はコロナの影響により
オンラインで開催になりました。

今年は3年ぶりに現地での開催。

今年の会議のテーマは
「経済や政策の制約要因を再評価」

会議内での発言を全世界が注目していました。

そしてFRBのパウエル議長の発言が以下になります。

・引き締め策はやり遂げるまでやり続けなければならない
・インフレ率が低下していると確信するにはほど遠い
・金利上昇で家計や企業に何らかの痛みを伴う
・物価の安定を取り戻せなければより大きな痛みを伴う
・高インフレが長引くほどインフレ予想は高止まりする

この発言を受け市場は当面金融引き締めが
続くと見てリスク回避の姿勢を強めました。

会議当日の8月26日のダウ平均株価は
前日と比べ1000ドル以上、値を下げ取引が終了。

また、暗号通貨市場にも影響を及ぼしました。

会議後のビットコインの価格が2万ドル割り
会議後の週末にかけて価格が下落しています。

このようにジャクソンホール会議の
発言などは様々な市場に影響を及ぼします。

ただ、この会議に注目し、すぐに行動を起こすことにより
資産を“守ること”もできますし“増やすこと”も可能になります。

世界の金融業界が
今後どのような動きを見せていくのか？

それにより、資産の預け先も大きく変わってきます。

投資の世界は弱肉強食の世界です。

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