仮想通貨マイニングの難易度が下がる？

公開日：2021年9月21日

From.IMAI

ここ最近、ビットコインのマイニング難易度が
急激に軟化しているのはご存じでしょうか？

ある暗号通貨トレーダーが発信した情報によると…

「マイニング難易度調整後に
　マイニングでの収入が50％も跳ね上がった」

とのこと。

このように今、BTCのマイニング難易度が
過去最大の軟化を記録しています。

なぜ、このようなことが起こっているのか？

それは、マイニング大国と呼ばれる
あの国に異変が起こっているのです

マイニング大国「中国」の大失脚！

中国政府は以前より、2060年までにCO2の排出量を
ゼロにすることを目標にすると発表していました。

そして、今回、中国はこの宣言を実行すべく、
今年の5月より暗号通貨のマイニングや取引の規制が強化され

中国の暗号通貨マイニング業者は
操業停止を余儀なくされています。

また、マイニング業者のみならず、
暗号通貨インフルエンサーも規制の対象として
アカウント凍結などの影響を受けているというのも驚きです。

中国政府は「金融犯罪」や「違法行為」に
デジタル資産が利用されていることや
環境への影響などからこのような対応を取っているようです。

こうして、マイニングの世界シェアの
約60％占めていた中国ですが…

今、実は政府の規制によって
マイニング量が激減している状況です。

競合するマイニング事業者が減少し、
中国以外の国でBTCの採掘は
より簡単で収益性の高いものになっています。

とあるデータによると、BTCの採掘難易度は
2021年7月3日に28％も急落し、
ネットワーク史上最大の軟化を記録しました。

マイニングの難易度の定義って？

では、このBTCのマイニング及び難易度の定義とは何か？

これについて解説していきます。

ビットコインをマイニングする上での
1秒当たりの演算速度を『ハッシュレート』と言います。

ハッシュレートが上がれば、マイニングマシンの性能向上や
マシンの増加によって、演算速度が上がったことを意味します。

となると、ビットコインは
1ブロックあたりの生成時間を10分とされていますが、

ハッシュレート、つまり演算速度が上がることにより
10分以内でブロックの生成が行われてしまいます。

この際にアルゴリズムによって、自動調整されており
マイニングの難易度（＝計算の複雑さ）が下がります。

このようにしてビットコインの発行量は
自動的に調整されています。

そして、今回。

中国の規制によって、競合が減ったため
マイニングシステムの難易度が30％ほど下がりました。

これによって、採掘を続けているマイナーは
より多くの報酬を手に入れる可能性が出てきたということです。

さらに、中国の影響を受けるどころか、
BTCのハッシュレートは4月は史上最高値に到達もしています。

その後、ハッシュレートは価格に相関して低下が見られましたが、
これはBTCのネットワークが正常に稼働している裏付けとも考えられます。

BTCは4月のピーク時から約47％下落していますが、
年初から考えると15％増加しているのも事実です。

今後、長期的に見た場合には以前、最高値を更新した
700万円どころか、年内には1000万円突破説も出ています。

今の状況にうんざりする方もおられるかと思いますが、
逆転の発想で今がチャンスと考えることもできます。

BTCを保有するなら今がチャンスかもしれませんね。

『仮想通貨の王様』のBTCの
今後の動きにはまだまだ要注目です。

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