From:KAWARA版 濱上

2035年、12月のある朝。
あなたはいつものようにウォレットを開く。
「0 ETH」
昨日まであったはずの資産が、すべて消えている。
慌ててトランザクション履歴を見る。
見知らぬアドレスへの送金記録。
しかも、自分の秘密鍵で署名されている。
ハッキング? いや、違う。
秘密鍵は誰にも教えていない。
ハードウェアウォレットで厳重に管理していたはずだ。
では、なぜ——?
答えは、「10年前」にあった。。。
これはフィクションです。
しかし、BIS(国際決済銀行)やケンブリッジ大学は、
このシナリオを「起こり得る未来」として警告しています。
世間では「ビットコインが上がった、下がった」と
目先の価格変動に一喜一憂している中で、
「金融の中枢」たちが静かに警告を発しているのです。
今日は、あなたが10年後も「資産を持つ側」でいるための
重要な情報をお届けします。
「量子コンピュータ」という黒船
冒頭のシナリオの原因
——それは量子コンピュータです。
現在の暗号資産は「今のコンピュータでは
解読に数千年かかる」という前提で守られています。
しかし量子コンピュータは、
迷路の壁をすべて破壊して直進するようなものです。
この「鍵」を、数時間でこじ開けてしまう可能性がある。
これがBISがレポートで警告している現実です。
専門家の予測では、10〜15年後には現実的なリスク(約50%)、
15〜20年後にはかなり高い確率(約70%)で脅威になるとされています。
「まだ先の話じゃん」と思うかもしれません。
しかし、だからこそ見落とされがちな脅威があるのです。
見えない略奪者の手口:「Harvest Now, Decrypt Later」
「Harvest Now, Decrypt Later(今収集し、後で解読する)」
この言葉を覚えておいてください。
ブロックチェーン上の取引履歴は、
一度刻めば永遠に消せません。
攻撃者は、今はまだ解読できないけど、
今のうちに、あなたの取引データを
すべてコピーし保存している。
そして量子コンピュータが実用化した瞬間、
保存データから「秘密鍵」を割り出して資産を奪う。
これが冒頭のシナリオでの
資産が消えた理由です。
2025年の取引データが、
10年間保存され続けていたからなんです。
これは「理論」ではない——公的機関の警告
この脅威は、すでに公的機関が
正式に認識しています。
NIST(米国国立標準技術研究所)は
公式に警告しています。
| “多くの暗号化データは『harvest now, decrypt later』攻撃によって脅威にさらされたままである” |
FRB(連邦準備制度)もビットコインを具体例に、
このリスクを分析した論文を発表しています。
Palo Alto Networks(米国発のサイバーセキュリティ企業)は
さらに踏み込んで指摘しています。
| “国家レベルのアクターやAPTグループ(高度で持続的な脅威を仕掛けるハッカー集団)は、 すでに暗号化データを密かに収集している” |
実際、2020年には、
Google・Amazon・Facebookなど
200社以上の通信データが、
なぜか一時的にロシアの通信会社を経由して流れる
「不審な迂回」が発生しました。
約1時間で解消されましたが、
この間にデータがコピーされた可能性を
専門家は指摘しています。
つまり、世界の金融・セキュリティのプロたちは、
この脅威を「いつか来るかも」ではなく
「すでに始まっている」と捉えているのです。
すでにリスクにさらされている資産
「本当にそんなリスクがあるの?」
と思われるかもしれません。
ケンブリッジ大学(CCAF)の調査によれば、
ビットコインの300〜500万BTC
(全体の14〜24%)が脆弱な状態であると
発表をしています。
初期アドレスや、同じアドレスを
使い回したウォレットがそれに該当します。
イーサリアムは、さらに深刻です。
イーサリアムは「アカウントモデル」を
採用しており、
一度でもETHを送金したアドレスは、
公開鍵が永久に露出します。
ビットコインと違い、
一度使ったアドレスは「隠す」ことが
できない構造なのです。
現在流通しているETHの大部分が、
量子コンピュータ実用化の瞬間に
リスクにさらされる可能性があります。
【自己診断】あなたのETHは大丈夫?
ここで、あなた自身の状況を確認してみてください。
以下の質問に「はい」が多いほど、
将来的なリスクが高い可能性があります。
□ 1. 今のアドレスから、過去に送金したことがある
→ 公開鍵がすでに露出しています
□ 2. 同じアドレスを1年以上使い続けている
→ 攻撃者の「価値あるターゲット」になりやすい状態
□ 3. 公開鍵が露出しているか、確認したことがない
→ 現状のリスクを把握できていません
========
【結果の目安】
- 3つとも「いいえ」→ 比較的安全な管理ができています
- 1〜2つ「はい」→ 下記の対策を検討してくみてださい
- 3つとも「はい」→ 早めの対策をお勧めします
今からできる3つの備え
「まだ10年以上先の話」と楽観視するのも、
「もう手遅れだ」と悲観するのも、
どちらも得策ではありません。
今からできることを、淡々と進めておく。
それが、賢明な投資家の姿勢かと思います。
では、具体的に何をすればいいのか?
ここから先は正会員限定で公開いたします。
この続きでは、以下の内容をお届けしています。
対策①:攻撃者に「ヒント」を与えない方法
対策②:長期保有資産を守る「最も効果的な対策」
対策③:イーサリアム財団の最新動向と、あなたが今すぐやるべき準備
「知っているか、知らないか」 「準備しているか、していないか」
10年後、その差が大きな違いになる可能性があります。
冒頭のシナリオのように、 ある朝突然「0」になってから後悔しても遅い。
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