今話題のSWIFTとは？

公開日：2022年3月24日

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From.IMAI

最近、よく耳にするSWIFT。

ロシアとウクライナの問題が毎日のように
あらゆるメディアで取り上げられています。

そのニュースの中で
よく耳にするのがSWIFTという言葉。

ロシアへの最大の経済制裁として
「SWIFT追放」が行われるなど

SWIFTとは世界経済にとっても
非常に重要な役割を果たすネットワークです。

では、このSWIFTの意味を知っていますか？

今回は、このSWIFTについて説明をします。

SWIFTは簡単に言うと
「国際銀行間でやり取りする決済ネットワーク」のことです。

日本の銀行も含めて全ての金融機関には
「SWIFTコード」というものがあります。

そのコードなどを通して国を跨いだ送金や決済。

こちらをこのSWIFTの
システムを活用しやり取りを行います。

SWIFTに登録していないと国際間での
お金のやり取りはできません。

今回ロシアがSWIFTから排除されました。

すなわち強制的に
外部からの金融が停止させられました。

このSWIFT排除。

「金融業界での核兵器」と呼ばれるほど重いものになります。

これによりロシア内の企業などは
外部の国との取引などができなくなり
かなりのダメージを受けます。

2012年には核開発疑惑を受け
EUがイランに対して経済制裁を行いました。

そして、イランの全ての銀行を対象にSWIFTから排除。

その後、2016年にイラン核合意を受け、
イランの銀行はSWIFTへのアクセスが再開されたものの

米トランプ政権時代の
2018年に再度SWIFTから排除。

2012年と2018年イランの…

• ・GDP（国内総生産）成長率
• ・インフレ率（消費者物価指数、CPI）

成長率は12年と18年に急低下しています。

反対にインフレ率は急上昇。

輸出と輸入も2012年と2018年以降に
共に大幅な減少となっています。

原油生産国と呼ばれているイラン。

SWIFTからの排除により原油輸出が
滞ったことでかなり深刻な問題でした。

原油生産には油田掘削などへの投資が求められます。

イランへの投資も事実上凍結した為
石油の輸出による収入が大幅に落ち込みました。

これにより石油の輸出による収入が
大幅に落ち込んだとされています。

ロシアの場合も主要な輸出品は石油や天然ガスです。

外国企業との決済が難しくなり
貿易の停滞につながり経済的には
大きな影響が出るとみられます。

既にロシアの通貨ルーブルの価格が急落しています。

これによりロシアが制裁を
避けようとしている可能性があります。

EUはロシアに対して
暗号通貨取引での制裁を検討しています。

この制裁が今後市場にどのような影響を与えるのか？

今後の動きからも目が離せません。

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