”とある”国の法定通貨がBTCに…！？

公開日：2021年6月29日

From.IMAI

高騰しても暴落しても話題となるBTC。

今は「谷の時期」を迎えていますが、
様々なニュースで暗号通貨業界を
盛り上げていることには変わりありません。

というのも、今回取り上げるニュースも
他と変わらず、世界中で賛否両論あります。

そんな中、中南米の国「エルサルバドル」で、
大統領がBTCを法定通貨とする法案を
近く国会に提出すると表明しました。

実現することとなった場合は世界初となり、
外国送金に依存する経済を変革する
可能性があります。

法案の内容について、
雇用創出を目指すとした大統領は、
“人口の70％が銀行口座なしで、
非公式経済で働いている”
という国内の現状の問題を指摘しています。

仮にBTCを法定通貨とする法案が実現すれば、
「公式経済の域外の数千人を
取り込むことができるようになる」
ということを強くアピールしています。

法案は大統領の支持者が多数を占める国会で
まずは承認される必要がありますが、
まだ、政府は法案の詳細を不明です。

現在のエルサルバドルでは、
外国で働くエルサルバドル人からの送金が、
国内総生産（GDP）の約22%相当と
経済の大部分を占めています。

政府の公式発表によると昨年において、
外国からの送金は59億ドル（約6500億円）に
上ったと言われています。

大統領はBTCについて、
こうした数十億ドルの送金ができ、
仲介手数料のために数百万ドルを
失わずに済むという点も踏まえ、
「最も急速に成長している方法」
として評価しています。

また、「BTCを使用することで、
100万を超える低所得世帯が
受け取る金額が毎年、数十億ドル増加する」
と述べています。

このように、BTCの本質・利点を国家単位で
活かそうと目論んでいるエルサルバドルは
一方で多くの問題も抱えています。

例えば、自国通貨ではないので
供給量の調整ができなくなる為、
金融政策など今後の政府としての
施策の自由度が無くなってしまいます。

また、技術的なリスクや環境面のリスク、
マネロンのリスクにも晒されることになる為、
今後起こりうる犯罪やテロ資金の調達などに
『国家として加担してしまう』ことになる
リスクもあるということです。

また、一番リアルなリスクとしては、
BTCの価格リスクをとるということです。

輸入をすべて BTCで決済できないので、
一度、外貨への両替が必要となります。

しかし、BTCが暴落した場合には、
輸入インフレを導く可能性などがあります。

以上を踏まえて、今後エルサルバドルが
どのような動きを取るかについては注目です。

兎にも角にも、BTCをはじめとした、
多くの暗号通貨が価格を下げています。

そんな中、BTCを始めとした多くの暗号通貨が
様々な投資手法の中でも注目されていることは
間違いないと断言することができます。

そう言われても、

「暗号通貨を扱ったことがないから不安…」
「仮想通貨よりは株式投資やFXの方がいい…」

と思われる方は多くおられるかと思います。

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