From.IMAI
早速ですが、
日本は富裕国だと思いますか？
それとも貧困国でしょうか？
貧困と聞くと、
スラム街の子どもたちや、
アフリカの難民などを
イメージする方が多いかもしれません。
しかし実は、
日本は世界の中でも
トップクラスで貧困率の高い国
と言われています。
世界第3位の経済大国でありながら、
最悪レベルにも近い日本の貧困率。
なぜ日本はこれほどまでに
貧困率が高い国なのか？
実態はどうなっているのでしょうか。
貧困の定義
貧困の定義には、
大きく分けて2つあります。
●絶対的貧困
人間が人間として、
必要最低限の生活を
送ることができない状態
のことを指します。
つまり、食料や衣類など、
人間らしい生活の必要最低限の基準が
満たされていない状態のことです。
例えば、
食べ物がない、住む家がない、着る服がない
といった状態です。
世界には、
一日100円未満で生活している人が
12億人も存在している
という話しを聞いたことがある方もいると思います。
このような人たちや、
ストリートチルドレンなどと呼ばれる人たちが
絶対的貧困と呼ばれています。
●相対的貧困
一方で、相対的貧困とは、
その国の生活水準を
下回る状態に陥っている状態
のことを指します。
例えば、
必要最低限の生活を送るための
所得や健康、栄養、教育を受けられない状態のことです。
日本の場合では、
年収の中央値が約250万円となっており、
この平均値の半分しか所得のない世帯を
貧困層と呼んでいます。
この貧困層。
2019年のデータで見てみますと、
日本の人口1億2700万人のうち
2000万人が貧困層という
驚愕のデータが発表されました。
この30年で貧困率はさらに悪化を続け、
日本の貧困はますます深刻な問題となっています。
なぜ、日本は世界の中でも
経済的な強さを持っているにも関わらず、
貧困化が進んでいるのでしょうか。
3つの格差
日本の貧困は、3つの格差から
生まれていると言われています。
①男女格差
男女別で年収を調査したデータを見てみますと、
女性であるというだけで、
男性よりも年収が90万以上少ない
という結果が出ています。
男女間で大きな差が出ているのは、
女性の就業者の多くが主婦やパートなどの
非正規雇用であるためではないかと考えられます。
日本の女性3人に一人は貧困層で、
最貧困女子というワードまであるほどです。
②教育格差
現在、7人にひとりの子どもが貧困状態
にあると言われています。
貧困は世代間で連鎖すると言われており、
親世代が貧困の場合、
子どもの生活にも大きく影響を与えます。
貧困を理由に教育や社会経験の機会を失ってしまい、
学校にも行けず、学力不足の子どもが増え、
低所得や所得がない生活を送るケースが多いため
貧困は連鎖してしまうと言われているのです。
③経済格差
日本は高齢化社会と言われていますが、
データで見てみますと、高齢者の貧困の格差も開いています。
なぜかというと、年金のみで生活している人と、
仕事をしながら生活を送っている高齢者の両方がいるためです。
また、男女格差や教育格差で生まれた格差が、
最終的に高齢者になってから格差が最大化される
という見方もあります。
生まれた時点で人生は決まっている？
皮肉なことに、
格差社会は平和で安定している限り、
拡大する仕組みだと言われています。
資産は複利（利息に、さらに利子がつくこと）で増えていくため
毎月の余裕資金を投資していけば、
30、40年後には大きな資産を形成できます。
一方で、毎月収入を全て生活費に費やしてしまえば、
いつまで経っても資産は増えません。
これを2世代、3世代と繰り返せば、
両者の経済格差はますます広がり、
貧困の差を生み出す原因となりうるのです。
生まれや家柄によって、
ある程度人生が決まっている。
残酷ではありますが、
これが格差を生み出す現実です。
しかし、この現実に
憂いている暇はありません。
この事実を受け止め、
少なくとも貧困層にならないためにも
対策を打つことが重要です。
月収では、すでに格差はついていますし、
高収入を得ていて、貯蓄が多い人ほど
複利の力でどんどん資産を成長させています。
まずは、資産を成長させるために
正しい知識を身につけること。
時間の使い方次第で人生は大きく変わります。
自分の人生を変えたいと思うのであれば、
学び、考える時間を持ち、行動に移すべきです。
行動せずに諦めることだけは決してしてほしくありません。
行動したいけれど何から始めたらいいのか分からない。
（株）GPPの開催している勉強会・説明会への参加を強くお勧めします。
また、弊社ではサポートデスクも設けておりますので、
お困りごとなどありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
今回の報告は以上です。
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