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From.IMAI

2022年6月2日、石油輸出国機構および
非加盟国により石油の増産をすることで合意しました。

石油輸出国機構とは主に中東の石油生産国で
構成されており、非加盟国にはロシアなどの
石油生産国が挙げられます。

そんな石油生産国の間で合意された
石油増産の背景には何があったのでしょうか？

石油輸出国機構とは？

まずは石油輸出国機構について解説します。

元々は石油ビジネスの利益は
セブン・シスターズと呼ばれる企業たちに
搾取されていました。

セブン・シスターズとはアメリカ企業5社、
イギリス系企業で2社で構成されており

資本力・政治力で利益を中東から
利益を搾取し続ける体制を整えていたのです。

これに対抗すべく設立されたのが石油輸出国機構で
主に中東の国々で構成されています。

しかし、石油輸出国機構は国どうしの
話し合いおよび運営が行われるため

利益追求で意思統一されていた
セブン・シスターズほどの協調力や党勢力を
保有していないとされています。

なぜ増産されたのか？

ロシアによるウクライナ進行で石油の価格は上昇を始め、
世界的なインフレ（物価上昇）が起きました。

これに苦しむアメリカより強い圧力があった
とのことで石油輸出機構を主導する
サウジアラビアが動き出しました。

これはイエメン対サウジアラビアの
武力衝突にアメリカの影響力が絡んでいるのが原因です。

サウジアラビアはアメリカからの支援を元に
イエメンと衝突しているため、
アメリカの機嫌を損ねることだけはあってはいけません。

そのためアメリカからの強い圧力に屈したことになります。

そして、石油増産に伴い一時的にインフレが
緩和されることが期待されています。

しかし、昨今話題の「脱炭素」社会へ向けた動きにより
今後も石油価格が高騰し続けるとの見方もあります。

石油に依存しない新たなクリーンエネルギーへの
転換が行われようとしていますが、
石油依存の我々の生活が追いつけるのか？
といった問題もあります。

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本日は以上です。