Back Number

From.IMAI

近日、よく耳にする新型ウイルスがございます。

そうです、「新型コロナウイルス」です。

中国本土での死者は350人を超え、
2003年に流行したSARSによる中国での死者数を上回りました。

この新型コロナウイルスの肺炎の流行による、
株価の変動にどれほどの影響が予測されるのでしょうか。

重度の肺炎などを引き起こす新型コロナウイルスは、
SARSなどと同じコロナウイルスの仲間で、
症状は発熱、せきなどの呼吸器症状が見られます。

患者数は全世界で約1万人にものぼっています。
恐ろしいですよね・・・。

今回の新型コロナウイルスによる肺炎の流行で、
日本経済にはどのような影響があるのでしょうか。

一番の大きな影響は、中国からの観光客の減少です。
今回の問題で中国経済が減速すると、
中国の購買力が低下する可能性が考えられます。

そうすると日本からの輸出が減少し、
中国に進出している日本企業の操業が
一時的に停止する影響も想定されます。

新型のコロナウイルスの感染拡大で
世界経済の先行きへの警戒感が強まっていることから、
売り注文が増え、日経平均株価が一時、
500円超の下落となりました。

団体旅行のキャンセルの影響で空運株が売られ、
中国人観光客を期待した百貨店や家電量販店、
化粧品業界などの株も大幅安となりました。

日本国内だけでも経済損失は5000億円以上近くになると
大手証券の試算もあり市場の警戒感は高まっています。

過去の事例を参考にしてみましょう。

2003年には、SARS（重症急性呼吸器症候群）が猛威を振るいました。

当時の値動きから考える、
新型コロナウイルスの株式市場への影響は
どのようなものだったのでしょうか。

SARSは、2003年に報告された新しい種類の
コロナウイルスによる感染症です。

2002年11月に中国広東省にて感染者が見つかり、
2003年7月にWHOより終息宣言が発表され、
発生から終息までは、約8ヶ月掛かりました。

今回の新型コロナウイルスによる新型肺炎に関しては、
SARS流行時の当時の状況も症状の重さなども異なっています。

今回の新型コロナウイルスによる新型肺炎は、
SARSなどに比べて感染力は低いと予測されており、
SARS発生時とは衛生状況や、対応も改善しています。

SARSが流行した当時の株価の傾向を見てみましょう。

（出典）ニッセイアセットマネジメント

当時の傾向を見ると、
日本株は中国株と同様に2003年4月までは下落傾向です。

米国は2003年上旬頃までは下落傾向が見られますが、
3月から反発を見せています。

SARSによる影響は少なからず見られ、
2003年以降の株価の下落要因の1つになったようです。

当時の世界の経済環境は荒れていました。

・米国では、2001年9月の同時多発テロ等からの
　景気後退から抜け出す時期であったこと。

・日本では、金融機関の不良債権処理問題の解決に向けた
　最終場面であったこと。

2003年上旬は、
世界的に厳しい経済環境でしたが、
2003年5月以降には世界的に株高傾向が強まっています。

SARSの経験から考えますと、
株価に与える影響は短期的と見られていますが、
SARS流行時と比べて、中国の経済規模ははるかに大きくなっています。

今後、新型コロナウイルスが
日本や世界経済にどのような影響をもたらすのか・・・

今後の動きがとても気になります。

投資を成功させる鍵に「情報」があります。

投資をこれから始める、
投資をしているけどうまくいかない。

このような経験をされている方は
実際にいらっしゃいます。

１人で不安にならないでください。

弊社サポートデスクがございます。

投資に関する疑問点や不安点など、
お気軽に弊社サポートデスクに
ご相談ください。

また、(株)GPPの説明会、勉強会では
投資初心者も多く参加されています。

投資という響きだけで
堅苦しいイメージをされる方も多いと思いますが
説明会、勉強会ではアットホームな雰囲気です。

情報を仕入れるには最高の場ですよ。

会場では様々な投資案件をみてきた代表の植田氏と、
植田氏に勝るとも劣らない経験を持つ
スタッフたちがしっかりサポート致します。

どうぞ安心してご参加ください。

本日のご報告は以上です。

投資のKAWARA版.ｃｏｍ IMAI