Back Number

リーマンショックを境に、より貯蓄型へと意識が強まった日本。

そんな日本を大きく変えてくれるのは、
現代の子どもたちかもしれません。

日本の教育上、義務教育で投資に関する
知識を教える事はありませんでした。

その理由は、日本人の昔から植え付けられた
先入観が関わっているかもしれません。

お金の話をするのは失礼

投資はギャンブルに近い

コツコツ貯金をするのが一番

そんな考えは、子どもたちが変えてくれる
可能性がかなり高いです。

2022年４月から「投資信託」について、高校家庭科で授業開始

高校の新学習指導要領では、2022年度より家庭科の授業で
「資産形成」の視点に触れるよう規定しました。

資産形成は、家計管理をするために必要な知識となるため、
主に株式や債権、投資信託など
基本的な金融商品の特徴を教えることとなります。

金融庁はこれに伴い、出張授業や教育づくり、
家庭科の教師を対象とした
投資イベントなどの準備を始めています。

今までは「無駄遣いをしない」「騙されないようにする」など、
消費者目線の内容に偏りがちでしたが、新学習指導要領では
将来に備えた資産形成の重要性にも踏み込みました。

当然、金融サービスを利用する側の「投資家目線」から見た
主な金融商品のメリットやデメリットを共有する必要があります。

子供が学校から家に帰ってきて、
「投資信託」の質問をしてくる未来もそう遠くはありませんね。

大人気ゲームで「株」や「住宅ローン」を学ぶ子どもたち

子供だけでなく大人たちにも大人気のテレビゲーム「あつまれどうぶつの森」。

コロナウイルスによる外出自粛活動により、
”おうち時間”で爆発的な普及率となりました。

実はこのゲーム、
「住宅ローン」「利息」「株」の設定があるそうなんです。

家を建てるために「ローン」を組み、完済しなければ
増築することができないため、このローンと返済の仕組みを
子どもたちは自然と学ぶことができるのです。

それだけではなく、ローンの返済方法、
つまりお金の稼ぎ方の傾向を学ぶことができるのです。

貯金につく利息について学び、価格変動のある”カブ”を
使って資産を運用し、いかに効率よく稼ぐかを考えて構築する。

擬似体験ではありますが、お金の価値についての知識が
身についてその理解が早い分、自分の資産の運用方法を若いうちから
確立できるようになるでしょう。

貯蓄型が継続するのは“積極的無知”だから

日本人は“投資嫌い”という言葉を
聞いたことがある方は少なくないでしょう。

実は、

日本人の80パーセントの人が有価証券投資を必要ないと思っている

というデータが存在しているのです。

これは、投資や資産運用に関する
知識を学ぶ機会が無かったからというのが理由の一つです。

中学校や高校の授業で投資信託の話なんて、
学ぶ機会がありませんよね。

少しだけ話に触れたとしても、そのメリットやデメリット、
やり方についてなどは誰も教えてくれません。

つまり、義務教育として必要な知識と思われていないのです。

だからこそ冒頭でお話しした
”子どもたちがお金の稼ぎ方を知る”というのは
、貯蓄型の日本の壁を打破してくれる希望となると言えるでしょう。

貯蓄がいけないとは言いません、
ただ限界があるのは事実です。

現代の子供達がそれに気づき、色々学んでいく中では、
私たち大人もお金の稼ぎ方を知らないとは言えませんよね。

皆さんの知識を増やすツールの一つとして、
（株）GPPの説明会やLIVE配信を役立ててみてはいかがでしょうか。

投資や資産運用に関する知識はもちろんですが、
経済情報やお金の歴史についても学ぶことができますよ。

投資のKAWARA版.ｃｏｍ IMAI